皮膚科で足裏のホクロを診てもらいました。先生は深刻な顔をしながら、「大きな病院を紹介するので、そちらで切除しましょう」と、まずは外側から悪性か良性かを仮判定できる、「ダーモスコピー(ダーモスコープ)」という特殊な拡大鏡でホクロをチェックし始めました。ダーモスコピーとは、ジェルをホクロに塗り、パソコン画面に超拡大で映し、悪性か良性かを表面的に確認するカメラです。足の裏にも指紋のような筋がありますが、その筋の溝の低いところが濃く色づいていると良性であることが多く、筋の上に濃い色が乗っている場合は悪性であることが多いのだそうです。幸いにも私は前者でしたが、これは確定診断ではなく、ホクロの内部の奥の方は悪性かもしれないので、これを機会に切っておきましょう、とのことでした。
ホクロ癌のための生検は、してはいけないことになっています。もし悪性のホクロであれば、生検のための細胞抽出によって刺激され、癌が進行するのだそうです。また、良性であっても、刺激を加えることで、悪性に転じることがあるのだそうです。ですので、切除した細胞で、顕微鏡診断するしかないのです。
というわけで、私は手術をすることになりました。ただ、場所がかかとの丸い部分で、皮膚が硬く、テンション(張り)の高い部分ということで、傷が癒着するまでにかなり時間がかかる、とのことでした。当分は歩けないな、と思いましたが、悪性に転じる前に、いち早く切除したかったので、手術に踏み切りました。